有限会社二葉不動産

2020年07月20日

【ウィークリーマンションとマンスリーマンション】違いについて調べました。

こんにちは二葉不動産の原です。

 

【ウィークリーマンションとマンスリーマンション】

 

不動産賃貸業を主に行っていますとたまにこのようなご質問があります。「御社ではウィークリーマンションを募集しておりませんか？」と。申し訳ございませんが弊社では取り扱いしておりません。

 

ではどのような違いがあるのでしょうか？

 

・ウィークリーマンションとは、最低7日間から契約できる家具・家電付の賃貸マンション

・マンスリーマンションとは、一か月単位で契約できる家具・家電付の賃貸マンション

・そして普通型賃貸借契約とは、借地借家法に基づいた２年単位で契約できるマンション等。

 

になります。普通型賃貸借契約でも家具・家電付きのマンションは存在しますが、家賃とは別（または込み）でレンタル料が含まれます。

 

【家具・家電付きはどのような設備か】

 

契約の前に家電・家具とはどのような設備でしょうか。

 

ほとんどの物件に、「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」「電子レンジ」「炊飯器」「掃除機」が用意されております。最近では、お客様のニーズに応じて、その他の家具・家電も充実してきています。（ズボンプレッサーや、食器棚など）また、生活に必要な家具・家電がすでに用意されているので、入居後すぐに新しい生活をスタートすることができます。最近ではほとんどのマンションがwifiなどのネット環境、セキュリティー環境が整っております。

 

通常の賃貸ですと上記の物を調達し、カーテンなどを購入しなければなりません。すぐに引っ越し、または短期滞在でしたらマンスリー、ウィークリーのほうが安いこともあります。出張、通学、旅行などに最適ですね。

 

【各自の免許について】

 

ウィークリーマンションの営業は、旅館業法による宿泊営業または不動産賃貸営業（貸室業）のいずれかにあたるが、その基準は明確ではありません。一応の目安として、賃貸期間が1ヵ月を超えていれば貸室業であるとされている。

ウィークリーマンションを宿泊営業に充てる場合には、旅館業法による許可が必要で、一定の設備の設置等が求められる。

 

 

マンスリーマンションの営業は、長期滞在型ホテルまたは短期賃貸住宅として経営されているケースが多いが、その区別の基準は明確ではない。一応の目安として、賃貸期間が1ヵ月を超えていればホテルではないと考えられている。

ホテル経営であれば旅館業法が適用されるが、賃貸住宅の経営であれば一般の不動産賃貸と同様に特別の法規制はない。ただし、所有・賃借する住宅をマンスリーマンションとして経営する場合には、マンション管理規約等に適合する必要があるほか、賃貸借の仲介業務については宅地建物取引業法が適用される。

 

ウィークリーもマンスリーも経営には宿泊業の免許か、宅建業の免許が必要だということはわかりました。

 

【契約はどうなるのか】

 

どちらも借地借家法に伴う普通型賃貸借契約ではないため、重要事項説明はありません。そのため宅地建物取引士が取引士証を提示の上説明する義務はないということになります。

 

また短期賃貸借という観点から、「住民票」「印鑑証明書」などは不要で、身分証明書と印鑑があれば成立します。

 

契約形態は「定期借家契約」がほとんどで、期間が決まっている契約となります。定期借家については1年未満契約も有効なため採用されているようです。なお普通型賃貸借契約で1年未満となりますと「期間の定めのない賃貸借契約」とみなされてしまいます。通常は２年契約で借主様側の解約が1か月前予告になります。

 

【普通型賃貸借契約と比べると】

 

最後に私共が斡旋している普通型賃貸物件と、ウィークリー、マンスリーマンションの値段はどのように違うのか？月で計算するとよくわかります。圧倒的に長期のほうが安いです。

 

ウィークリー、マンスリーマンションについては基本的に就職活動や長期滞在（といっても週単位）などに適しているのではないでしょうか？もちろんホテルの長期滞在もいいかと思います。なんせベッドメイキングや歯ブラシなどの補充をしてくれますからね。ただ一番高額ですが・・・

 

なおウィークリーマンションが説明しているメリットについてあげてみると、

• 敷金、礼金、保証金は一切不要
• ご滞在中にかかる水道光熱費は一切なし
• 紛失時の鍵交換等の心配も無く、出費のリスクなし
• ご滞在中に保険（火災・地震）ご加入頂く必要はなし
• 滞在中清掃費用は一切なし / 退去時の清掃費用もなし

 

上記の部分は普通型賃貸ではすべて必要です。ですがこの料金はウィークリー、マンスリーマンションの家賃に含まれております。

 

ほんの一部でしたが、違いを説明させていただきました。参考にしていただければ幸いです。