2024年07月15日
【都市ガスとプロパンガスの違い 】意外と知られておりません。。。
こんにちは二葉不動産の原です。
皆様のご自宅のガスは都市ガス?もしくはプロパンガス?どちらでしょうか?
【都市ガスとプロパンガスの違いは??】
都市ガスとプロパンガスにはメリット・デメリットがあります。
よくyahoo 知恵袋などでプロパンガスは都市ガスの2倍以上の
料金を取られるので嫌だ!!という相談もありますが、
実は違うのです・・・・
違いをお伝えさせいただき皆様のお役に立てれば幸いです。
①都市ガスとは?
関東で言うと「東京ガス」です。いわゆる都市の会社が道の下に「ガス管」を埋設し各家庭に供給しております。
幹線道路の下や一般道路の下に埋設されているのが一般的で基本料金も使用料も東京ガスの規定による料金です。
②プロパンガスとは?
道路の下に配管を埋設できない箇所、もしくは山岳部、海沿いなど場所はさまざまです。
配管の変わりにプロパンガスボンベを建物近くに置いてガスを供給します。
プロパンガス業者が日本に多数存在し、業者は選択可能です。
建物の脇にプロパンガスを置いて直接供給する方法で、
会社によって基本料金、1㎥あたりの料金が違います。
ですので地域によって利用状況で値段が変わってきます。
またプロパンガス利用開始時には保証金が必要です。
プロパン業者に預け、解約時に返還してもらうのが一般的です。
③熱量の違い
1㎥あたりの熱量がプロパンが都市ガスの約2.23倍あり、家庭でもプロパンガスのほうが火力が強く
おいしい料理が作れるよというのはこの熱量のことを指します。
ですのでプロパンの1㎥と都市ガスの1㎥は同じではありません!
プロパンガスが20㎥であれば都市ガスは
20㎥×2.23=44.6 切捨て44㎥と一緒です。
- ※都市ガス(13A)の熱量を45MJ/m3 プロパンガスの熱量を100.47MJ/m3として計算した場合
1㎥を同じように計算するとプロパンガス料金が2倍以上になってしまいます。
④料金の違い
②でもお伝えしましたがプロパンガスは会社によって
基本料金と㎥あたりの料金が異なります。
しかし、都市ガスのように大会社が一括で引き受けているのに
対しプロパンガス業者は規模が小さく都市ガスほど供給
できないためプロパンガスのほうが高額となります。
また定期的にプロパンガスのガス補充のため業者が
プロパンガス交換をしてくれます。交換代も含まれる
ます。
料金は都市ガスの1.2~1.5倍であると考えます。
⑤災害時の復旧
料金で見ますと都市ガスのほうが安くいいのではと思われますが
もし災害で道路や施設が壊れてしまいガスが供給できなくなって
しまう場合はかなりの復旧時間を要します。
しかしプロパンであれば建物の近くにボンベがあるため早い段階
で復旧できるメリットがあります。
⑥貸主様の立場からするとどうか??
新たにマンションを建築することになった貸主様
前面道路にはガス配管が埋設されております。
さて、都市ガスとプロパンガスのどちらを導入しましょうか?
導入に当たっては都市ガスのほうが高額な費用が発生します。
なぜかというと前面道路の配管を工事し分岐させ、建物内に
埋設工事しなければならないからです。
前面道路のアスファルトを壊して配管を見つけて工事します。
その工事費用は貸主様負担です。
このときに貸主様がどのように考えるかによりますが、
都市ガスは導入費用が高いのでプロパンガスにしよう!
と考える貸主様もいらっしゃいます。
ただ導入時の費用は高額ですが毎月の支払いは都市ガスの
ほうが安価で借主様にもお得な条件となりますので、
ほとんどの貸主様は都市ガスを選ばれます。
まとめますと、都市ガスのほうがプロパンガスよりも毎月使用料金が
安くなります。しかしプロパンなりの火力が強いこと、災害時のメリット
もありますので一長一短です。
この記事は2020年3月6日の記事を再投稿しております。
【この記事を書いた担当者】
担当 有限会社二葉不動産 原 啓輔
出身 東京都世田谷区等々力
尾山台小学校・尾山台中学校卒
家族 妻・子供2名(子育て中です)
趣味 ドライブ・鉄道・旅行、最近ゴルフを
始めました。
一言 23歳の時より不動産業界で仕事をさせ
ていただき、15年近くになり賃貸
売買ともに経験いたしました。
尾山台に20年以上住んでおりますので
物件だけでなく街情報もご案内します。
尾山台周辺のアパート、マンション、
事務所・店舗の賃貸・売買については
お気軽にお問い合わせください。