有限会社二葉不動産

2021年01月20日

【不動産投資家の過半数、コロナ禍でも「買い進めたい」】賃貸管理をしている立場として

こんにちは二葉不動産の原です。

 

【不動産投資家の過半数、コロナ禍でも「買い進めたい」】

 

新型コロナウイルスにより「緊急事態宣言」が発出している中、投資家はこのように考えているようです。

 

記事によりますと、

 

（株）ファーストロジックは21日、新型コロナウイルスに関する不動産投資家意識調査を発表した。調査期間は1月7～11日、有効回答数は754。

 

「今後の不動産投資戦略をどうするか」との質問に対しては、

「買い進めたい」（55％）が最も多く過半数を占めた。

次いで、「様子を見てから判断したい」（39％）となり、

不動産価格が下がったとしてもコロナの影響が計り知れないため、

慎重に判断したいという意見も多く挙がった。

 

 

「不動産賃貸業に対するコロナの影響について」は、

「非常に影響がある」、「やや影響がある」との回答が41％となった。

一方、「あまり影響はない」「全く影響はない」と回答したのも41％で回答が分かれる結果となった。

 

 

なお、1年前に実施したアンケートでは「影響がある」（34％）、

「影響はない」（44％）という結果であり、

前回集計時から、影響を受けたという回答の割合が増加していることが分かった。

 

・・・買い進めたいという方が55％いらっしゃるのですね。なお2番目の質問の　「不動産賃貸業に対するコロナの影響について」は、弊社は「やや影響がある」です。

 

【不動産投資は何が対象かを判断するべき】

 

投資と行ってもさまざまです。住居用のマンション・アパート、事業用のビル・レジデンスのオフィスなど内容が違います。まず今の時期に「事業用のビル・オフィス」を買い進んでいくのは「相当の覚悟と資金力」が必要になるかと思います。新型コロナウイルスの関係でテレワークが普及している中、オフィスの家賃は下がっております。なんせ不動産投資は満室でいかに利回りがいいかだと思います。

 

現在投資物件として売りに出ているということは、「売主サイドもさまざまな理由があるから売却したい」ということです。お金がない、返済が大変だ、事業の資金としたい・・・などですね。

 

大手のavexやあの電通まで本社ビルを売却するかもという話がでているくらいです。売主サイドも早く資金に代えたいとなると金額も相場よりも安くなります。

 

だからこそ「買い」だと判断している方がいるからだろうかと思います。だた購入したとしてもすぐに満室になる可能性が低いことや、持ち出しがある可能性が大いにあること・・・これはしっかりとしらべて、自分の資金力と比較検討するしかないだろうと思います。

 

都心のビルなどは良い立地の商品を購入し、今は賃料が立ち退き等を行ったうえ自分で建設するのもひとつですね。いい立地の所有者になれるわけですから・・・

 

【投資なら住居を勧めます】

 

もし投資をするのであれば「住居」をお勧めします。国としても国民が「住居」を失ってしまうと困るわけですし（今回のコロナで生活支援者が増えている）、「空室が極端に増えて家賃が減額する」といった可能性が事業ビルよりも低いからです。

 

家賃を滞納する方はほとんど決まった方ですが、賃貸管理をしている立場から「家賃を滞納する方は事業ほど多くない」という考え方です。もちろん地域性などもありますのですべてではありませんが・・・

 

今回のコロナで事業者は「家賃支援給付金」「持続化給付金」などの給付を受けておりますが、依然厳しい状況です。今後家賃の相談がなくなり今まで通りになるのはたしていつなのか？と感じております。

 

投資家のみなさんであればご存知かとは思いますが、住居・事業商品に限らず、現地の維持管理、入居者様の状況、家賃が滞納していないか、入居者トラブルがないかなどさまざまな検討材料があります。「書類だけでなく現地をみて判断」が非常に重要です。

 

【不動産投資は多額の資金が動き難しいです】

 

また投資は不動産の知識が必要になってきます。不得意な方にはおすすめしません。私も会社として検討することもありますが、基本は手を出しません。

 

自己資金では賄えず借り入れしなければなりませんし、ローン、固定費（固定資産税や設備の電気料金、水道料金）などだけでなく、入居者様の設備故障・修繕等も検証しなければいけません。

 

計算してみて「赤字になりそう」と思ったらやめたほうがいいです。

 

このようなニュースを見て「私にもできるかな？」と思いましたら、まずは不動産のことをよくお調べいただき、シュミレーションすることをおすすめします。