2021年02月12日
【敷金がない物件は諸費用が安くなる?】初期費用だけでなく退去時のことも。
こんにちは二葉不動産の原です。
【敷金がない物件は諸費用が安くなる?】
不動産業者様が賃貸物件を募集しているにあたり、敷金なしという物件があります。弊社でも少数ですが敷金なしの物件があります。
敷金とは名前の通り「預り金」になります。最初に賃貸借契約をする際に通常は「敷金」を預けて最後に精算するので敷金がない分契約前の初期費用は安くなります。初期費用を抑えられる利点はあります。
借主様から貸主様に預け入れるもので退去時に諸費用を清算して帰ってくるものです。では必ずお金は戻ってくるのでしょうか?・・・必ずではありません。
【敷金の考え方を簡単に】
不動産の退去時の考え方として、原状回復というものがあります。説明すると長くなりますが、簡単に言いますと入居年数や経年劣化・自然損耗により返還される金額が変わってきます。また使い方により室内にカビが多く発生していたり、破損個所が多いと違約として修繕費用を請求されます。そのほかにも「壁や網戸の破壊」「エアコンから水漏れが起きているのに放置して床が腐った」「引っ越し作業中に床やクロスを傷つけてしまった」「ペットを無断で飼育してしまった」場合も請求される項目となります。
敷金の範囲内で収まればよいのですが、使用方法が悪いと追加で徴収しなければなりません。それは退去時に精算するものですので「こんなはずではなかった」と思われる可能性も0ではありません。退去時の精算はもめごとのひとつであります。弊社でも何度も入居者と協議して対応することがあります。
そして敷金0とした場合、契約時に一部の「クリーニング費用を前払い」していればいいのですが、「退去時に精算とした場合」は、上記の通り精算となります。もちろん不動産業者様は国土交通省のガイドラインを参考として精算しますが、使い方が悪いと高額の請求がもろ来てしまうということになります。
弊社では敷金をお預かりした中から必ず【ルームクリーニング代、エアコンクリーニング代は入居者様負担】でお願いしております。その費用は必ず敷金から引くわけです。そのため退去時には敷金の範囲内であれば返金されますが、使い方が悪いと追加となりますが預けているお金があるので一部を除いて高額請求にはなりません。
【賃貸物件から引っ越す際には退去時の費用も】
お客様は引っ越しする際に、次の賃貸物件または売り物件の諸費用を気にされる方がほとんどです。しかしながら今まで住んでいた賃貸物件についても退去する際に「追加費用が掛かるかもしれない」と頭にいれていただくことをお勧めします。
特に家を購入する方はローンの諸費用、引っ越し費用、家具購入など夢が広がっております。とてもいいことですが、中には賃貸物件を退去した後の敷金精算で追加費用が出て払えなく、ローンの支払いに支障をきたす方もいるくらいです。
現在さまざまな条件で賃貸物件が募集されています。詳細は不動産業者様に確認しましょう。
【この記事を書いた担当者】
担当 有限会社二葉不動産 原 啓輔
出身 東京都世田谷区等々力
尾山台小学校・尾山台中学校卒
家族 妻・子供3名(子育て中です)
趣味 ドライブ・鉄道・旅行、最近ゴルフを
始めました。
一言 23歳の時より不動産業界で仕事をさせ
ていただき、15年近くになり賃貸
売買ともに経験いたしました。
尾山台に20年以上住んでおりますので
物件だけでなく街情報もご案内します。
尾山台周辺のアパート、マンション、
事務所・店舗の賃貸・売買については
お気軽にお問い合わせください。