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有限会社二葉不動産

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2021年02月12日

【東京vs大阪の礼金と敷金】実は違いがあるのです。調べてみました。

こんにちは二葉不動産の原です。

 

【東京vs大阪の礼金と敷金】

 

賃貸物件は日本全国で募集されております。地域によって慣習や考え方など独特のルールもあるわけですが、東京と大阪の礼金および敷金の考え方を比較してみました。

 

【礼金とはなにか?】

 

まず礼金とは「貸主様にお渡しするお礼金」です。初回契約時に契約金の中に含まれているもので返還されません。

 

昔の戦争後家をなくした方々が物件を借りるのに、「ありがとうございます」という目的で貸主様にお礼をしなければという習慣からきております。

 

今では賃貸物件が普及しておりますが、弊社の創業時は賃貸アパートがなく一軒家ばかり。大家さんの自宅の敷地にアパートを建設して貸しましょうという時代だったようです。

 

【礼金は東京よりも大阪のほうが多い】

 

東京では現在、礼金は1~2か月の範囲が多いです。新築の場合は2か月、通常は1ヵ月が相場です。15年近く前は礼金2~3か月が当たり前の時代でありましたが、景気が悪くなりインターネットが普及し、さまざまな物件を検索して検証できるようになったことや、初期費用を抑えたい方が増えて礼金を取りづらくなったこともあります。

 

大阪では一般的に2~3か月、または〇〇万円と記載しているのが基本のようです。下の図はあくまでも参考として日本賃貸管理協会の資料を抜粋したものです。年々礼金が下がってきていて平均値は1.09ヵ月ですが、単身用、ファミリーをすべてまぜているので差異があります。

 

 

 

 

 

 

【敷金は東京よりも大阪のほうが多い】

 

敷金についてですが、東京では1~2か月、大阪では2~3か月が多いようです。こちらも大阪のほうが高くなっております。敷金は「預り金」ですので、退去時に精算されて一部が返還されるかと思います。

敷金の詳細は前のブログ(2021年2月12日)のブログをどうぞ。

 

【かつては保証金、敷引が習慣だった】

 

大阪(西日本)では、「敷金・礼金」の代わりに「保証金」「敷引」という独自の商習慣があるという話をネット上で見たり、人から聞いたりしたことがあるかもしれません。かつて私が横浜市の鶴見で働いていた時も「敷引」がありました。

 

「保証金」とは、敷金とほぼ同じ意味です。東京では事業用の店舗・事務所で使います。

 

「敷引」とは、家賃滞納の保険金や原状回復費として、退去時に保証金から差し引かれるお金のことです。礼金とほぼ同じ意味で最初に徴収されるか最後に徴収されるかの違いみたいなものですね。

 

つまり、借主は、退去時に保証金から、契約時に定められた敷引の金額、必要に応じた修繕費用を引いた額が返還されるという仕組みとなります。

 

たとえば保証金200,000円、敷引100,000円だった場合は、200,000-100,000=100,000から修繕費用を引いて精算するということになります。

 

「保証金・敷引」制度は長らく大阪の西日本で浸透していましたが、2001年に消費者契約法が施行され、敷引制度の違反性が裁判によって度々争われたことがあり、現在ではほとんどの物件が「敷金・礼金」制度を取り入れているということです。

 

今回のブログを書く際に大阪の賃貸不動産業者様のホームページを見て書いておりますが、ほぼ礼金・敷金ですね。

 

【礼金・敷金を見ると東京のほうがよいのでは?】

 

では総合的にみると、大阪のほうが不利で東京のほうが有利ではないかということになりますが、、、家賃相場をお調べください。圧倒的に大阪のほうが安いです。礼金敷金だけが指標ではないということです。

 

また大阪の習慣として「家賃、礼金は交渉するもの」という考え方があるようです。

 

一緒の不動産ソフトを利用している天神橋筋の同業者様の話ですと、9割のお客様が家賃交渉をしてくるとか・・「なんぼになる?」と聞いてくるのは当たりまえ。東京ではあまりないなのに・・・かなり差がありますね。これもまたテクニックがあるようです。話を聞いて衝撃を受けましたね。

 

【敷金礼金0がベスト・・・ではない】

 

では昨日のブログの続き見たくなりますが、礼金敷金がない、0の物件はベストなのかです。諸費用は軽減できますが、このような条件にしている物件には何かしら理由があります。弊社の物件でもありますが、どうしても場所柄や、学生さんが多いエリアなので採用しております。もちろん貸主様の意図もありますが、なぜ礼金がないのか、敷金がないのか。反対になぜ礼金が2か月、敷金が2ヵ月なのか・・・詳細はぜひ不動産業者様にご相談ください。

 

現地に行ったらよくわかることもありますよ。なので決して0だからよいわけではなく、多いからだめだということではないのです。立地、環境、日当たり・・・さまざまです。

 

ご自分にとってよい条件の物件を絞り込みすぎず探してみましょう。

 

 

 

【この記事を書いた担当者】

担当 有限会社二葉不動産 原 啓輔
出身 東京都世田谷区等々力
   尾山台小学校・尾山台中学校卒
家族 妻・子供3名(子育て中です)
趣味 ドライブ・鉄道・旅行、最近ゴルフを
   始めました。
一言 23歳の時より不動産業界で仕事をさせ
   ていただき、15年近くになり賃貸
   売買ともに経験いたしました。
   尾山台に20年以上住んでおりますので
   物件だけでなく街情報もご案内します。
   尾山台周辺のアパート、マンション、
   事務所・店舗の賃貸・売買については
   お気軽にお問い合わせください。

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