2021年02月20日
【管理委託契約書の締結】国土交通省の書式を利用してトラブル防止に。
こんにちは二葉不動産の原です。
【管理委託契約書の締結】
賃貸アパートや、マンションを貸主様から依頼を受けている業務が弊社ではあります。
募集して契約、引き渡しそして賃貸管理して、そして退去、リフォーム、募集といった形で回っていくこととなりますが、貸主様と不動産業者の間で家賃の集金だったり、清掃業務、その他管理業務を行うにあたりまして、管理委託契約書という書類を交わしています。
【不動産業者と貸主様が結ぶ書類です】
かつては口頭で成立していた部分だったり、ちゃんとした書式がなかったので各社Wardなどで簡潔に作成した書類が基本だったのですが、不動産業者と貸主様との間でトラブルがあることが多くありました。特に金銭トラブルや、打ち合わせしていないグレーな部分でのことです。基本はしっかりと連絡し相談した上で回答すればよいものの、不動産業者が勝手に判断してお客様へ対応してしまったり、金銭が発生するのを承諾なしで行ってしまったりとありました。
これも信頼関係ができていれば、全く問題なかったのですが、貸主様宅との距離が離れていたり不動産業者側の担当者がよく変わる場合に起きます。
そこで国土交通省が【賃貸住宅標準管理委託契約書】という書類を作成して公開してくれています。
最近管理をする貸主様に対してはこちらの書式を利用しています。
貸主様と借主様が締結する賃貸借契約契約書はあるのに、貸主様と不動産業者がお金をやり取りする場合には、ちゃんとした標準の契約書がないのは確かにおかしな話です。
かつて当社で作成した管理委託契約書では管理の終了、解除の時期などがグレーだったりと幅広く反映されていなかったので、作成してとても参考になりました。
【賃貸不動産管理業者登録を】
そして賃貸住宅標準管理委託契約書の表面に、【賃貸不動産経営管理業者】および【賃貸不動産経営管理士】の番号を記載する箇所があります。
国土交通省の賃貸不動産管理業者登録制度というものがあります。
これも今まで業者登録をしていませんでしたので国土交通省のホームページから書類を取り寄せ、法務局で証明書を取得して申請し登録しました。3ヶ月くらい掛かりましたね。
そして賃貸不動産経営管理士は10年前近くに取得しているので、私の番号を記載しました。
まだまだ賃貸不動産管理業者登録制度は全国的に普及していなく、これからの制度です。
国土交通省としても近々登録の義務化にする方向で考えており、賃貸管理業者には必ず賃貸不動産経営管理士がいなければいけなくなる日も近いかもしれません。
このように賃貸管理を携わる立場として、情報を収集し貸主様に対してもトラブルがないように努めております。
【この記事を書いた担当者】
担当 有限会社二葉不動産 原 啓輔
出身 東京都世田谷区等々力
尾山台小学校・尾山台中学校卒
家族 妻・子供3名(子育て中です)
趣味 ドライブ・鉄道・旅行、最近ゴルフを
始めました。
一言 23歳の時より不動産業界で仕事をさせ
ていただき、15年近くになり賃貸
売買ともに経験いたしました。
尾山台に20年以上住んでおりますので
物件だけでなく街情報もご案内します。
尾山台周辺のアパート、マンション、
事務所・店舗の賃貸・売買については
お気軽にお問い合わせください。