2021年03月6日
【隣室との音や騒音のトラブルについて】当事者間で解決の前に相談を・・・
こんにちは二葉不動産の原です。
【隣室との音や騒音のトラブルについて】
よくテレビで「音のトラブル」についてニュースになっております。賃貸アパートやマンションなどの共同住宅は自分だけでなく「他の入居者様」もいらっしゃいます。何でもしていいわけではありません。
では初めて隣室との音や騒音のトラブルが起きた場合どうしましょうか。
私がおすすめしているのは、「管理会社または貸主様に相談すること」が一番最初です。事情を話し第三者から注意や喚起していただく方法が良いかと思います。弊社ではチラシで注意喚起を行います。
だいたいチラシで喚起しますと出しているであろう方は「あの時音を出しすぎたな・・・気を付けないと」と思ってくれるはずです。
それでも解決しない場合は、再度管理会社または貸主様に相談し、直接電話や訪問などで説明してもらいましょう。だいたいこれで理由が判明します。なぜ音を出しているのか、またはなぜやめないのかです。よく話を聞くと「隣のやつは前から気に入らなかった」などを言ったりします。
以前に私たちの知らないところで当事者間同士でちょっとしたいざこざがあったようです。
そのようなことから直接クレームを言うと後にトラブルに発展する可能性があることから、当事者間同士での話し合いの前に相談することをおすすめします。当事者間同士でトラブルが続くと傷害罪などの刑事事件に発展してしまう可能性もあります。
【弊社でも騒音トラブルがありました】
弊社でも残念ながらとあるアパートでトラブルになり大きな騒動になりました。
A(騒音を起こす方)、B(音の被害者)は隣室同士だったのですが、Aは嫌がらせで壁を叩いたり、大声で威嚇したりしておりました。Bからのクレームを受けて私も現地に訪問しAに対して数十回注意し、対応していますが人によっては聞いてくれない方もいます。そのような方も世の中にはいらっしゃいます。
Aはずっと室内に引きこもっている方で少しの音にも敏感になっておりました。私も環境を変えて外に出ろと言っておりましたがなかなか改善せず、そのまま時が経過してしまいました。話を聞いていて通常ではないのは私にも感じました。
その間、貸主様にも相談し、警察にもBと同行し話を聞き、お世話になっている弁護士にも相談しましたが、状況を客観的に見たうえで、騒音が受忍限度を超えているかどうかを判断し、騒音の原因を突き止め、騒音を立証するための証拠収集が必要ということで時間と労力がかかります。
弊社でも貸主様と連名で内容証明による契約解除を行うことも検討しましたが、室内から出す強制力はなく、本人が居座っていれば追い出すことができない状態になります。裁判で判決が出たとしても強制執行にはならず和解という判決がでるようですが、裁判中によりエスカレートする可能性があったことから断念し、Bは退去されました。
【解決しないのであれば引っ越しを】
弁護士に依頼して注意喚起して収まればよいのですが、改善しないこともあります。その場合は貸主様、管理会社相談の上引っ越しをしたほうがよいこともあります。費用面についてはこれも相談になりますので必ず出るとは限らないことを念頭においてください。貸主様は当事者ではないのででないことが多いです。
音や騒音のトラブルは残念ながらなくなりません。相手方が「気づいていないか」「悪意があってやっているから」です。裁判所の判例をみても「損害賠償請求」はできても「強制執行」はできないようです。損害賠償請求を行ったら収まるか・・・わかりません。平穏な生活が送れない可能性もありますことから、違う環境での生活のほうがいいこともあります。
賃貸物件をお探しするときにインターネットや募集図面からは見えてこないことです。プライバシーの観点から聞けないこともありますが、管理会社に「トラブル等はありませんでしたか」と聞くことをおすすめします。私はわかる限りプライバシーを配慮しお答えするようにしております。
世の中こんな静かな環境ならばいいのに・・・
【この記事を書いた担当者】
担当 有限会社二葉不動産 原 啓輔
出身 東京都世田谷区等々力
尾山台小学校・尾山台中学校卒
家族 妻・子供3名(子育て中です)
趣味 ドライブ・鉄道・旅行、最近ゴルフを
始めました。
一言 23歳の時より不動産業界で仕事をさせ
ていただき、15年近くになり賃貸
売買ともに経験いたしました。
尾山台に20年以上住んでおりますので
物件だけでなく街情報もご案内します。
尾山台周辺のアパート、マンション、
事務所・店舗の賃貸・売買については
お気軽にお問い合わせください。