有限会社二葉不動産

2021年05月14日

【アパート階段崩落死亡事故について】施工業者が破産しました。

こんにちは二葉不動産の原です。

 

【アパート階段崩落死亡事故について】

 

八王子市で起きましたアパート共用階段の崩落事故について、1名がお亡くなりになるとても悲惨な事故でした。その施工会社の「則武地所」が破産を申請したようです。

 

負債額が4億近くあったということ。主力事業とする3階建て共同住宅は、1室当たりの建築単価を一般的な2階建て共同住宅を扱う同業他社と比べて低単価に抑え、投資効率が高い物件として個人地主から直接受注を獲得ということですが、あまりにも事故から今回の倒産までの時間が短く「計画倒産」なのではないかと思ってしまいました。

 

しかも階段の支える部分の木が腐っているのが他にも数件見つかったということ、施工したアパートが数百件あったということで建築を依頼した建築主またはアパート経営をしている貸主様からすると「ふざけるな」という思いだと思います。入居者様も建築会社が「則武地所」とわかったら退去したいと申し出することがあるでしょう。今後の募集も周辺の賃貸不動産業者様なら「あそこが作ったアパートは仲介したくない」と考えるでしょう。

 

上記のように「建築費用が安い」というのは昨年に問題になった「レオパレス」も同じことがいえます。私は新築アパートを検討している貸主様には「建物はケチらずしっかりとした会社様に依頼したほうが良い」と伝えております。

 

ネットでの情報でしかないのですが、あまり評判がいい会社様ではなかったようです。一戸建てを建築する、またはアパート、マンションを建築する際の建築会社の選定は改めて重要だなと考えさせられました。

 

階段崩落によりお亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。