有限会社二葉不動産

2021年04月28日

【時刻表復刻版1964年】新幹線開業前のもの。長距離列車ばかりで面白い。

こんにちは二葉不動産の原です。

 

【時刻表復刻版1964年6月号】

 

前々から気になっていた時刻表復刻版。1964年の新幹線開業前の物を買いました。

 

この時刻表のすごいところは今では考えられないような長距離列車ばかりということ。昔の国鉄の考え方がよく分かります。

 

東海道線の一部を掲載。

 

 

今ではほぼ走っていない列車ばかり。

東京駅14:35の高千穂号は、九州の日豊本線経由の西鹿児島行き（現在の鹿児島中央駅）まで走る急行列車。機関車が引っ張る客車列車のためスピードが遅く、到着は翌日の19:50。ということは29時間15分掛けて走るということです。

 

今では新幹線ののぞみ号と、みずほ号を乗り継げば7時間ほどで着きます。

 

そしてもっとすごいのが、東京駅14:56の鈍行列車姫路行き。一部通過はありますが、各停です。姫路駅6:45到着。鈍行を最後まで乗るものなどいるわけがない？というくらいの長距離ですね。

 

この時刻表を見ると日本全国で長距離鈍行の数がたくさんあることに感動です。今では考えられないような列車ばかり。

 

これも時代ですね。まだ新幹線が開通していなかったので、この状況は当たり前だったのかと思います。今では区間を割り振り効率化を図り、人身事故やトラブルに対応したダイヤとなっていて長距離が少ないです。

 

JRになることで7社へ分離し、経営として不採算路線の廃線、ダイヤの見直しをしましたからね。

 

このコロナ禍でなかなか旅行ができません。この時刻表を見て、また時代を感じながら楽しみたいと思いますね。

 

有名な山陰本線、下関駅発福知山行き鈍行

 

 

 

 

 

上野駅発夜行鈍行青森行き

こうやって長距離鈍行を探すのが楽しいですね。完全に時刻表マニアです。