2022年07月7日
【相続 相続の本質、遺言について】揉めずに受け継ぐ事が重要
こんにちは二葉不動産の原です。
【相続 相続の本質、遺言について】
前回、エンディングノートについてブログで書かせていただきました。今回は相続の本質、遺言について書いていきます。
【相続の本質は生き様を伝えること、受け継ぐこと】
相続の本質とは「生き様を伝えること、受け継ぐこと」だと考えます。
・何を大切に生きてきたか?
・何を守って生きて行って欲しいか?
などです。
私の仕事では代々不動産(資産)を受け継いできた貸主様が大勢いらっしゃいます。家業や資産は長男が受け継ぐものと言われてきた時代を生きてきた方です。
時代は変わり長男が絶対ではなくなってきております。たとえば長男には資産を、二男には会社を。長女にはお金や生命保険の保険金を・・・など考えがあるかと思います。
しかしながら不動産、現金、保険金すべてが平等ではなく、すべての資産をお金に換えて分割しない限り、法定相続分通り分けるのは困難の業です。
遺産分割の差は、家族にとっての役割の差です。
・たくさんの財産を受け継ぐこと
・法定相続分どおり分けること
・もらって当たり前
・節税してたくさんの財産を残すこと
これは相続の本質ではありません。
【なぜ相続は揉めるのか】
相続の揉める原因は大きく4つあると言われております。
①相続財産は法定相続分どおり分けられない
②家督相続と法定相続のギャップ
③相続の専門家が近くにいない
④今困っていない
があげられます。
①相続財産は法定相続分分けるのは至難の業と書きました。不動産の価値、株式、換価できない資産があるからです。
②家督相続と法定相続のギャップ。それは財産を渡す側の70代の方は家督相続時代。財産をもらう側の60代以下の方は法定相続世代。世代によって考え方が違うことから争族を引き起こすことが多くあります。
③節税が得意な税理士・保険外交員・不動産屋はたくさんいますが、どうしたら相続でもめないかを教えてくれる専門家はほとんどいません。(私も不動産のことは得意ですが、貸主様側の相続を揉めないかを考えることについては勉強不足でした)
④財産を渡す側ももらう側も相続で今、困っているわけではないことがほとんどです。相続が発生し納税資金に困るかもしれない。遺産分割でもめるかもしれないという状態なので、困っていない生前に積極的に対策を考える気になりません。
そのため「揉めないために準備が必要です」。そのひとつとして前回上げた「エンディングノート」です。その際に「お金の勘定」「気持ちの感情」を整えてあげることがポイントです。
【エンディングノートでまとめた内容を遺言で残す】
そしてそのエンディングノートでまとめた内容を遺言に残します。遺留分(民法上、被相続人の兄弟姉妹以外の相続人に対して留保された相続財産 別途ご案内します)を配慮しながら、役割に応じた遺産分割、そしてそ理由を残し、揉めない遺言書を作成します。また付言事項でその人の人生を振り返り、
・何を大切にしてきたか?
・何を守って生きて行ってほしいか?
をしっかりと残します。
法定相続分どおり均等に分割できないので、「お金の勘定」は、なかなか整いません。愛情が同じであるという言葉で「気持ちの感情」を整えます。
次に遺言についての種類をご案内したいと思います。
【この記事を書いた担当者】
担当 有限会社二葉不動産 原 啓輔
出身 東京都世田谷区等々力
尾山台小学校・尾山台中学校卒
家族 妻・子供3名(子育て中です)
趣味 ドライブ・鉄道・旅行、最近ゴルフを
始めました。
一言 23歳の時より不動産業界で仕事をさせ
ていただき、15年近くになり賃貸
売買ともに経験いたしました。
尾山台に20年以上住んでおりますので
物件だけでなく街情報もご案内します。
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