2024年03月23日
【強制執行催告とは】先日立会いして参りました。
こんにちは二葉不動産原です。
【強制執行催告とは】
できれば避けたい立会いでありますが、当社の賃貸管理物件にて長く家賃滞納している借主の物件(事務所)の強制執行催告に立ち会ってきました。
強制執行催告とは、明け渡し裁判で判決が出た後に、その借主宅(借主の事務所店舗)に、裁判所の執行官、執行補助官、荷物搬出の引越し業者様、そして弁護士先生、貸主様、保証会社を利用していれば保証会社様と我が社になります。
かなりのメンバーが集まりますね。
何をするかと言いますと催告なので、借主様に対して強制執行するよという警告をしに行くということです。
催告の後にも改善されなければ約一ヶ月ほどで断行される訳です。この催告日や断行日は借主様には通知されず、いきなりやります。そのため借主様はいきなり来るものなのでかなり動揺されますね。
判決が出ているので、借主様が不在の場合には鍵で開錠して中に入ります。
今回の事務所は不在でしたので、確認後に鍵を開けて中の荷物の量や状態を確認します。その際に引越し業者様が見積もりをとった上、執行官が執行断行日を決めます。
催告から断行までは約一ヶ月ほどのようですね。もっと早くすればいいのですが、これは借主様に対する警告予告でもあるので、この間に荷物を載せてまとめて出ていけばまた違ってくるのです。
基本的に家賃滞納により、強制執行までなることは稀です。私も長い間不動産業に携わっていますが強制執行催告、断行を見届たのは3回しかありません。
貸主様や我が社にとってメリットは何もありません。虚無感しか感じません。
このようなことにならないようにしてほしかったなと。。。考えさせられます。